メディア関係者のセクハラ被害 96%が複数回経験

メディア関係者のセクハラ被害 96%が複数回経験
財務省の前の事務次官によるセクハラ問題をきっかけに、性暴力の被害者などで作る団体がメディアで働く人を対象にしたアンケート調査を行い、セクハラを受けたと答えた人の96%が複数回、経験していたとする回答結果をまとめました。
この調査は性暴力の被害者と報道関係者で作る「性暴力と報道対話の会」が、財務省の福田前事務次官の女性記者に対するセクハラ問題をきっかけに、放送局や新聞社などのメディアで働く人を対象にインターネットで行いました。

先月24日から今月7日までの2週間で、20代から60代の男女合わせて107人から回答があり、17日に内容を公表しました。

それによりますと、セクハラを受けたことがあると答えたのは95%に当たる102人で、すべて女性でした。

このうち、回数については10回以上が半数に当たる51人、2回から9回が47人で、96%がセクハラを複数回、経験していたと答えています。

相手については、複数回答で社会的な関係や地位が上の人が95%を占め、取材先や取引先が40%、上司が24%、先輩が19%などとなっています。

その時の状況について複数回答で尋ねたところ、「性的な冗談やからかい」が61人と最も多く、「性的な関係を無理やり持たされた」も8人いました。

また、その後の相談については、35%が「した」と答えましたが、「考えなかった」が55%、「しなかった」が10%でした。

会の発起人で性暴力被害者の山本潤さんは「無作為抽出ではないので、調査には限界はあるが、1つ1つの回答が魂の叫びだと感じた。このような状態が明らかになった以上、適切な対策を取ってほしい」と話していました。