“省エネ半導体”の開発にめど 青色発光ダイオードの材料使用

“省エネ半導体”の開発にめど 青色発光ダイオードの材料使用
ノーベル物理学賞受賞者の名古屋大学の天野浩教授が16日、東京で開かれたシンポジウムで青色発光ダイオードの材料を使った半導体の開発にめどがついたと発表しました。電化製品の省エネに役立つと期待されていて、今後、低コスト化に取り組みたいとしています。
天野教授らは、物質・材料研究機構などとの共同研究で、青色発光ダイオードの材料「窒化ガリウム」を使った、エネルギー効率がよく省エネにつながる半導体の開発を進めています。

この半導体は、一般的なシリコンを使ったものに比べて高い電圧に耐えられるなどのメリットがある一方で、電流が漏れるなどの課題もありますが、品質を高めることでクリアできたということです。

エアコンなどにこの半導体を利用すると電力消費を1割程度抑え、省エネに役立つということで、今後、電化製品などに使えるよう基礎的な技術を2年後までに確立するとともにコストを今の100分の1に下げたいとしています。

天野教授は「実際に使ってもらうために、安く大量に生産できる手法などを検討したい」と話していました。