プーチン政権に批判的な記者が転落死 徹底捜査求める声

プーチン政権に批判的な記者が転落死 徹底捜査求める声
ロシアの民間軍事会社の武装警備員らがシリアでの戦闘に加わった疑いを追究していたロシア人のジャーナリストが不審な死を遂げ、徹底した捜査を求める声が上がっています。
死亡したのはロシア中部の都市エカテリンブルクに住むマクシム・ボロジン氏(32)で、ボロジン氏が勤めていた通信社によりますと、今月12日、自宅アパートの5階から転落し亡くなりました。

ボロジン氏は、アメリカ主導の有志連合がことし2月、シリアで行った空爆で、ロシアの民間軍事会社から派遣されていた多くの武装警備員らが死亡したとされる問題を追究していたということです。

この問題で、ロシアの民間の武装警備員らがシリアでの戦闘に加わった疑いが浮上しましたが、プーチン政権は否定しています。

ロシアの捜査当局はボロジン氏の死因について「自宅に鍵がかかっていた」などとして事件性はないと断定しました。

これに対してオーストリアに事務局を置くOSCE=ヨーロッパ安全保障協力機構は「ボロジン氏が自殺する動機は見当たらず、不審な死だ」として、16日、ロシアの当局に徹底した捜査を求めました。

ロシアでは、プーチン政権に対する批判的な報道をしたジャーナリストや野党勢力の活動家が不審な死を遂げるケースが後を絶ちません。