調査報道ジャーナリスト殺害から半年 マルタで大規模集会

調査報道ジャーナリスト殺害から半年 マルタで大規模集会
k10011406521_201804171012_201804171013.mp4
地中海の島国のマルタで首相の親族による汚職などの調査報道を行っていた女性ジャーナリストが去年10月に暗殺されてから半年になるのにあわせ、事件の真相解明を求める大規模な集会が行われました。
ダフネ・カルアナガリチアさん(当時53)は、マルタで30年にわたって調査報道を続けたジャーナリストで、各国の首相などの資金隠しや課税逃れなどを暴いた「パナマ文書」でマルタのムスカット首相の親族による資金隠しも報じましたが、去年10月、車に仕掛けられた爆弾で暗殺されました。

事件から半年となった16日、首都バレッタの教会では追悼のミサが開かれ、中に入りきれないほどの人が集まりました。
その後、市民団体が開いた集会にはおよそ1000人が集まり、集会に招かれたジャーナリストの国際団体「国境なき記者団」のポーリーン・アデスメベルさんが、「調査報道を続けたダフネさんの勇気をたたえましょう。ジャーナリストが調査報道を行うことで妨害を受けることはあってはならない」と述べると集まった人から大きな拍手がわき起こりました。

事件をめぐっては、3人の男が殺人の罪で起訴されていますが、カルアナガリチアさんとの面識はなく、何者かに殺害を依頼されたとみられています。

参加した女性は、「他の国でもジャーナリストが殺害されていて、もはやマルタだけの問題ではありません。なぜ彼女が殺されなければならなかったのか明らかにしてほしい」と話していました。