仏首相 議会で「選択肢なかった」シリア攻撃を正当化

仏首相 議会で「選択肢なかった」シリア攻撃を正当化
フランスのフィリップ首相はアメリカなどとともに行ったシリアでの軍事攻撃について野党から批判が相次ぐ中、アサド政権による化学兵器の使用を見過ごせばシリア内戦の政治的な解決にはつながらないと述べ攻撃を正当化しました。
フランスの議会下院では16日、フランスがアメリカとイギリスとともにシリアで行った軍事攻撃の是非について議論が行われました。この中で野党の議員からはアサド政権が化学兵器を使った証拠が十分に示されておらず正当性に欠けるといった声や攻撃が国連の安全保障理事会の決議なしに行われたことなどに批判が相次ぎました。

これに対しフィリップ首相は「攻撃を実行に移すまでに外交的な手段を尽くした」と述べアサド政権による化学兵器の使用をやめさせるためには攻撃以外に選択肢はなかったと強調しました。

そのうえで「シリアの内戦で政治的な解決を見つけ平和に導くのは可能だ。しかし、アサド政権による化学兵器の使用を見過ごせば解決にはつながらない」と述べ内戦の終結に向けても攻撃は必要だったとして正当化しました。

フランスでは軍事攻撃に対する大規模な反対運動などは行われていませんが、今回の議論を受けてフランス国民がどのような受け止めを示すかが注目されています。