9日のシリア空爆はイスラエル軍 イラン人部隊など標的

シリアで、今月9日、10人余りが死亡したアサド政権の空軍基地へのミサイル攻撃は、イスラエル軍が、敵対するイランの軍事施設とイラン人部隊を標的に行った攻撃だったことがわかりました。
シリアでは、中部のホムス近郊にあるアサド政権の空軍基地が、今月9日、ミサイル攻撃を受け、10人余りが死亡しました。このうち、死亡した7人は、アサド政権を支援するために派遣されたイランの精鋭部隊「革命防衛隊」の兵士でした。

この攻撃について、アメリカのニューヨーク・タイムズとイスラエルのメディアは、16日、敵対するイランの軍事施設と駐留するイラン人部隊を標的にした攻撃だったとするイスラエル軍幹部の発言を一斉に伝えました。

イスラエル軍は、ことし2月、イランが、爆弾を積んだドローンを、この空軍基地からイスラエル領空に向けて飛ばしていたと主張していて、この軍幹部は、取材に対し、「イランとの対立は新たな段階に入った」としてさらなる越境攻撃を警告しています。

シリア情勢をめぐっては、アメリカなどが、アサド政権が化学兵器を使用したと断定して、14日、化学兵器の関連施設だとする3か所に対し、軍事攻撃を行っていますが、イスラエルとイランの対立も一段と深刻化しています。