中国 王毅外相「朝鮮半島非核化と平和協定締結へ協議も」

中国 王毅外相「朝鮮半島非核化と平和協定締結へ協議も」
中国の王毅外相は安倍総理大臣との会談のあと、総理大臣官邸で記者団の取材に応じました。
この中で王外相は、会談では日中関係のほか北朝鮮の問題をめぐって意見を交わし、安倍総理大臣から、朝鮮半島の核問題や拉致問題について日本にとっての重要性を伝えられたと述べました。

そのうえで、王外相は中国側の立場を説明したとしたうえで「朝鮮半島の核問題は、一触即発の危機的な情勢から明らかに緩和し、非核化の方向に向かっている。これは、中国を含む各国の努力の結果だ」と述べました。

また、王外相は「北朝鮮が安全に関する懸念を解決するよう求めていることも正当だ」と述べたうえで、朝鮮半島の非核化と並行して、朝鮮戦争の休戦協定に代わる平和協定の締結に向けた協議も進めるべきだという中国のこれまでの主張を重ねて示しました。

中国 日本との関係改善に意欲

中国の王毅外相が日本を訪れ、安倍総理大臣らと会談する中、中国外務省の華春瑩報道官は、16日の記者会見で「今回の王外相の訪問は、中日関係が正常な軌道に戻るための重要な一歩だ」と述べました。
そのうえで「今後の高いレベルの接触に向けた良好な雰囲気を作り出すとともに両国関係が持続的に改善し発展するよう、双方が意思疎通を保ち、ともに努力するよう望む」と述べ、関係改善への意欲と、来月上旬に予定される李克強首相の日本訪問への期待を示しました。

また、今後の両国関係について華報道官は「双方は正しく歴史問題に対応し、台湾については『1つの中国』の原則を守るべきだ」としたうえで、「互いを脅威とみなさず、協力相手として位置づけるという共通認識を実行に移し、両国関係を長期的に安定させるべきだ」と述べ、長期的に安定した関係を築きたいという考えを示しました。