小平が銀 高木美帆が銅 スピードスケート女子1000m

小平が銀 高木美帆が銅 スピードスケート女子1000m
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ピョンチャンオリンピック、スピードスケートの女子1000メートルが行われ、小平奈緒選手が銀メダル、高木美帆選手が銅メダルを獲得しました。
小平選手は去年12月、ワールドカップの1000メートルで世界新記録をマークし、この種目でメダルの獲得が期待されていました。

14日のレースで、小平選手は序盤、わずかにバランスを崩し、最初の200メートルを全体の3番目のタイムで通過しました。しかし、その後、タイムを上げてトップと0秒26差の1分13秒82で2位に入り、銀メダルを獲得しました。

一方、高木選手は最初の200メートルを全体の2番目で入り、終盤は持ち味の持久力を生かした粘り強い滑りで1分13秒98で3位となり、銅メダルを獲得しました。

日本の女子が同一種目で複数のメダルを獲得したのは、夏と冬のオリンピックを通じて初めてです。

また、高木選手は、女子1500メートルの銀メダルに続くメダル獲得です。オリンピックの1つの大会で複数のメダルを獲得したのはスピードスケートの日本の女子では初めてです。

また、郷亜里砂選手は1分15秒84で13位でした。

金メダルはオリンピック記録の1分13秒56をマークしたオランダのヨリン・テルモルス選手でした。

日本女子 短距離のエース 小平

小平奈緒選手は長野県出身の31歳。日本女子の短距離のエースです。

オリンピックには2010年のバンクーバー大会で初めて出場し、女子団体パシュートのメンバーとして銀メダルを獲得しましたが、個人種目では500メートルで12位、1000メートルで5位、1500メートルで5位に終わり、日本女子のエースとして出場した2014年のソチ大会でも、500メートルでは5位、1000メートルで13位とメダル獲得には届きませんでした。

その後、スピードスケート大国のオランダに2年間留学して世界トップの選手たちと一緒に練習することで、本場の技術や世界で戦うための精神面の大切さを学び、おととし、拠点を日本に戻して、10年以上、指導を受けてきた結城匡啓コーチとともに、これまでよりも上体を起こし腰の位置を低くしたスピードの出る新たなフォームの習得に力を入れました。

ワールドカップでは、500メートルで、出場したレースで昨シーズンから15連勝、1000メートルでは去年12月に世界記録をマークするなど圧倒的な強さを誇り、短距離2種目の金メダル最有力候補としてオリンピックに臨んでいました。

小平「実力を出し切れた」

小平奈緒選手は「最後はスピードが落ちたが、前半の600メートルまではいい形で滑れたので、実力を出し切れたと思う」と振り返りました。また、高木美帆選手とともに銅メダルを獲得したことについては、「お互いに表彰台のもう一段高いところにのぼれたら最高だった」と話しました。

そして、金メダルが期待される18日の500メートルに向けて「きょうは、氷をしっかり味わえたので、この経験を生かして得意の種目に集中したい」と意気込んでいました。

高木「自分をほめてあげたい」

高木選手は、「自分との戦いだと思っていたので、自分の滑りに集中した。1500メートルを滑った疲れが思っていた以上にあったが、想定以上のレースができて1500メートルの銀メダル以上に自分をほめてあげたい」と振り返りました。

初出場の郷「500メートルにつなげたい」

13位に入った、オリンピック初出場の郷亜里砂選手は「スタートの前は緊張したが、滑り始めてからは冷静に滑ることができた。これが自分の実力だと思う」と話していました。そして、18日の500メートルに向けて「きょうは最初から積極的なレースができたし、コーナーの滑り方の感覚をつかめたので、500メートルにつなげたい」と意気込んでいました。
スピードスケート会場の観客席では、小平奈緒選手の父親の安彦さんと母親の光子さんが声援を送っていました。

競技後、父親の安彦さんは「レースが終わってほっとした。滑り切れたという感じで、いい表情していた」と話していました。また、次の500メートルに向けては、「落ち着いてベストを出し切れれば、メダルの色は関係ない。取れても取れなくても笑顔が見れれば十分だ」と話していました。