京大iPS研の論文不正 米科学雑誌が論文取り下げ

京大iPS研の論文不正 米科学雑誌が論文取り下げ
京都大学iPS細胞研究所に所属する助教が中心となって発表した論文にねつ造などの不正があった問題で、掲載したアメリカの科学雑誌は、この論文を取り下げたことを公表しました。
京都大学は先月、iPS細胞研究所の山水康平助教が中心となって去年発表した論文の11のデータにねつ造や改ざんの不正があったことを公表し、この論文の取り下げを要請していました。

これを受けて、論文を掲載したアメリカの科学雑誌「ステム・セル・リポーツ」は、14日までに論文を正式に取り下げたことをホームページ上で公表しました。

取り下げられた論文は、iPS細胞から脳の血管にある「血液脳関門」という組織を作ることに成功したとするもので、ホームページでは、不正があったため論文の結論が得られていないとして、山水助教をはじめ11人の著者全員が取り下げに同意したと説明しています。

そのうえで「著者たちは不正な論文を発表し、混乱を引き起こしたことを深く後悔し、科学界に対し心から謝罪している」としています。