鳥インフル 当初の検査で確認できず 手法の変更を決定

鳥インフル 当初の検査で確認できず 手法の変更を決定
香川県の養鶏場で先月発生した鳥インフルエンザのウイルスは、当初の検査では感染が判断できませんでした。従来のものより増殖するスピードが遅かった可能性があることがわかり、農林水産省は今後、検査するニワトリの数を増やすなど、手法を変更することを決めました。
香川県さぬき市の養鶏場で、先月、鳥インフルエンザが発生し、ニワトリ9万羽余りを処分して今月5日までに出荷などの規制がすべて解除されました。

当初、感染を確認するための検査では判断ができず、2回目の検査を行ったため、ニワトリを処分する作業に入るまでの時間が、簡易検査からおよそ36時間と、通常よりも3倍程度長くなったことが課題となりました。

14日、農林水産省で専門家の会議が開かれ、現地で行った感染ルートの調査やウイルスの分析結果などが報告されました。

この中で、具体的な感染ルートはわからなかったものの、養鶏場の近くに池があり、飛来した水鳥が運んだウイルスが人や野生動物に付着するなどしてニワトリが感染した可能性があると報告されました。

また、検出されたウイルスの特性を調べた結果、ニワトリが感染しても、ふんとともに排出される量が少ないなど、これまでよりも増殖するスピードが遅かった可能性があり、専門家からはこうした特性によって検査に時間がかかったのではないかという見解が示されたということです。

このため、農林水産省は、検査するニワトリをこれまでの7羽から13羽に増やすなど、検査の手法を変更することを決めました。

また、今回、検出されたウイルスの遺伝子を解析した結果、H5N6というタイプの中でも、今シーズン、オランダの野鳥で見つかったものと同じ系統で、国内で検出されたのは野鳥も含めて初めてであることもわかったということです。

農林水産省ではこれから渡り鳥が北に移動する時期に入ることから引き続き、厳重な警戒をするよう呼びかけています。