東芝 会長に三井住友銀の車谷元副頭取の就任を発表

東芝 会長に三井住友銀の車谷元副頭取の就任を発表
経営再建中の東芝は、現在空席となっている会長に、主力取引銀行で三井住友銀行の元副頭取の車谷暢昭氏が、ことし4月1日付けで就任することを正式に発表しました。
東芝は14日午前、取締役会を開いて、主力取引銀行の三井住友銀行で去年まで副頭取を務めていた車谷暢昭氏が、ことし4月1日付けで会長に就任する人事を正式に決めました。

車谷氏は60歳。昭和55年に当時の三井銀行に入り、三井住友銀行の副頭取などを歴任して、去年5月からはイギリスの投資ファンドの日本法人の会長兼共同代表に就いています。

東芝は、経営の主力となってきた半導体子会社の売却で、収益力の強化が重要な課題になっていて、今回の車谷氏の起用は、経営に外部の知見を取り入れる必要があるためとしています。

車谷氏は今後、CEO=最高経営責任者として、中長期的な事業戦略の策定や対外的な交渉を担う一方、現在の綱川智社長は引き続き社長を務め、COO=最高執行責任者として業務全般を取りしきることになります。

車谷氏「再建 託されるのは天命」

車谷氏は14日午後、東京都内で綱川智社長らと記者会見し、「身が引き締まる思いです。話を頂いたときは大変驚いたが、東芝の再建を託されるのは天命と思って、迷わずに気持ちを固めた。緊張感を持って全身全霊で取り組む」と抱負を述べました。
そのうえで車谷氏は、今後の経営再建について、「東芝は厳しい局面を経験し、乗り越えることでより強くなれる。資本の問題を解決してグローバル競争の土俵に復帰させ、成長事業に投資するとともに、企業の一体感を高めてガバナンスの改革に力を入れ、総力を結集して早期に復活させたい」と述べました。