“ミサイル発射”誤配信 ハワイ州が陳謝

“ミサイル発射”誤配信 ハワイ州が陳謝
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アメリカ・ハワイ州で13日午前、北朝鮮からハワイに向かってミサイルが発射された際に避難を呼びかける警報メッセージが住民らに誤って送られ、ハワイ州当局は、担当者が誤ったボタンを押してしまった人為的ミスが原因だったとしたうえで陳謝しました。
アメリカ・ハワイ州で、現地時間の13日午前8時7分(日本時間14日午前3時7分)、北朝鮮からハワイに向かってミサイルが発射された際に住民や観光客に対して避難を呼びかける警報メッセージが携帯電話に送られました。

メッセージでは「ハワイへの弾道ミサイルの脅威。すぐに身を隠してください。これは訓練ではありません」という内容で緊急の対応を呼びかけました。

その後、誤作動だったことがわかり訂正されましたが、メッセージを受けて住民らが一時避難を始めたほか、地元メディアによりますと、ホノルル国際空港で搭乗手続きが一時中断されるなど、各地でさまざまな影響が出たということです。

これを受けて、ハワイ州のイゲ知事や州当局の責任者が会見を開き、誤作動の原因について、担当者が朝の引き継ぎの際に誤ったボタンを押してしまった人為的ミスだったとしたうえで、詳細についてはさらに調査を進めるとしています。

会見でイゲ知事は「多くの人に影響を及ぼし、苦痛を与えてしまったことを申し訳なく思う。誤作動が起きた過程を検証し、二度と起きないように全力を尽くす」と述べて陳謝しました。

ハワイの警報システム

今回、誤作動があった警報システムは、ハワイ州当局が州全土で独自に行っているシステムです。

海に囲まれたハワイ州で、津波や洪水など自然災害への注意を促すために運用が始まりましたが、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への脅威の高まりを受けて、去年11月から弾道ミサイルにも対応するようになりました。

警報メッセージは、携帯電話やテレビの字幕、高速道路の電光掲示板などに瞬時に流れ、住民らに避難を促すようになっています。

現地は一時騒然

現地で撮影された映像には、乗用車を運転している最中にカーオーディオから避難を呼びかける音声が流されている様子が映っています。

音声は「屋外にいる人はシェルターとなる建物を探してください。建物の中にいる人は窓から離れてください。これは訓練ではありません。すぐに行動してください」と繰り返し流されていて、緊迫した様子が伝わってきます。

また、屋外にいた大勢の大学生が走って校舎に避難していく姿やワイキキにあるホテルのロビーに宿泊客が殺到する様子も映っていて、現地は一時、騒然としていました。

ゴルフの選手も

ハワイでは13日、男子ゴルフのアメリカツアーの大会が開かれていて、大勢の選手が集まっていました。

この大会に参加していた選手の1人、ジョン・ピーターソンさんはツイッターに「風呂場の浴槽の中でマットレスの下に妻や子どもと隠れている。神様、このミサイルの脅威がうそでありますように」と投稿したあと、警報が誤作動だとわかると、さらに、「どうやったら間違ったボタンを押せるんだ」とか、「弾道ミサイルにあたらなかったことはよかった」などと投稿していました。

一方、ハワイ出身の女子ゴルフ選手、ミシェル・ウィー選手も「心臓が止まったかと思った」とツイッターに投稿し、当時の衝撃を表現していました。