田口八重子さん長男「家族には時間がない」年内の帰国訴え

田口八重子さん長男「家族には時間がない」年内の帰国訴え
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北朝鮮に拉致されてことしで40年が経過する田口八重子さんの家族が集会に出席し、「本当に家族には時間がなく、解決はことし以外ない」として、拉致被害者の年内の帰国を訴えました。
田口八重子さんが昭和53年に1歳と3歳の幼い子どもを残したまま北朝鮮に拉致されて、ことしで40年が経過します。

13日、八重子さんの出身地、埼玉県川口市で集会が開かれ、兄で拉致被害者の家族会代表の飯塚繁雄さん(79)は「いちばん心配なのは40年間も北朝鮮で待っている被害者が、健康を維持できているのか、限界に来ているのではないかということです。また、その帰りを待つ家族の中には、年を取って亡くなる人も出てきていて、被害者が帰国しても誰も空港に迎えに行けないという事態が起きれば悲劇だ」と話しました。

集会には八重子さんの長男で、母親が拉致された時1歳だった飯塚耕一郎さん(40)も出席し「ことしはこれまでにないくらいの年になると思っています。強調しておきたいのは、本当に家族には時間がないし、解決はことし以外ないということです」と話しました。

そのうえで、自分に母親の記憶がないことに触れ、「心の底から素直に『お母さん』と呼べない状況を早く打破したい。ことしは八重子さんの兄弟が泣きながら喜び、自分も『お母さんお帰り』と言える年にしたい」と年内の帰国を訴えました。