JR信越線 大雪で半日以上動けず 一時430人が車内に

JR信越線 大雪で半日以上動けず 一時430人が車内に
k10011285911_201801121041_201801121045.mp4
11日夜、新潟県三条市にあるJR信越線の踏切で大雪の影響でおよそ430人が乗った電車が動けなくなり、半日以上たった今も線路上に止まったままになっていて、JRは復旧作業を進めています。信越線では3つの駅でも別の電車が止まり、乗客の一部が残されているということです。
JR東日本によりますと、11日午後7時前、新潟県三条市のJR信越線の踏切で、新潟発長岡行きの4両編成の普通電車が線路に積もった雪などの影響で動けなくなりました。電車にはおよそ430人が乗っていて、半日以上たった今も動けないままとなっています。

現場では午前4時半すぎ、家族などが迎えにきた一部の乗客が電車から降りたのに続き、午前8時ごろからもJRの社員が乗客の名前を呼んで運転席の近くのドアから外に誘導しています。

電車には電気や暖房、それにトイレがついているということですが、消防によりますと、11日午後11時半前に乗客の40代の男性が脱水症状を訴えて病院に搬送されたほか、乗客の女性2人も体調不良を訴え消防に救助されたということです。

この電車は11日午後3時すぎに新潟駅を出発する予定でしたが、雪の影響などで大幅に遅れたため、その後、大勢の利用者が乗ったと見られ、車内では立ったままの人も多く、JRは、飲み物のほか食料も届けたということです。

車内には、午前9時現在、およそ200人の乗客が残っていて、JRは除雪作業を進め車両を移動させたいとしています。

一方、信越線では、3つの駅でも別の電車が止まり、乗客の一部が残されていてJRが対応を検討しています。

「立ちっぱなしでつらい」

線路上で動けなくなった電車に乗っている高校2年生の男子生徒は、12日午前0時すぎにNHKの電話取材に対し、「電車の中は人がいっぱいで、みんなずっと立ちっぱなしで足がつらい。のどがかわいたしおなかもすいたが、食料もまだ配られていない」と話していました。

乗客と見られる人のつぶやきは…

JR信越線で動けなくなった電車に乗っていると見られる人は、車内の様子をツイッターにつづっています。

午後5時46分
「帰れると思ったのにまた電車とまりおった」

午後7時
「電車に閉じ込められました」

午後7時32分
「運転手さんが除雪に行って30分が経過した」

午後8時1分
「電車が雪抱えてスタックしてから1時間」

午後8時29分
「8時頃にあと10分で終わるとアナウンスがありましたがまもなく八時半」

午後9時2分
「車掌さん〈大変申し訳ございませんまたしても雪を抱えてしまったため動けません〉車内のお客さんたちイライラ通り越して笑い始めた」

午後9時51分
「信越線、除雪が終わったので起動試験しますとのアナウンス車掌:試験の結果動かすことができませんでした」

午後10時19分
「車掌さん声が泣きそうになってきたよ」

午後11時3分
「閉じ込められて早5時間半なにやら食料の支給が始まるようです」

午後11時6分
「いいからもう降ろしてくれ」

午後11時21分
「ようやく除雪用の列車を走らせるみたい」

との書き込みが最後となっています。

乗客の家族は心配の声

JR信越線の乗客の家族からは、心配する声が聞かれました。

近くの帯織駅近くに止めた車の中で高校3年の孫を待つ60代の女性は「駅から近いので早く降ろしてもらいたい。受験生で、土日にセンター試験があるので、早く降ろしてほしい」と話していました。

また、高校3年の受験生の息子を待つ47歳の父親は「ぎゅうぎゅうに詰められて立ちっぱなしになっていて、足がもう限界だと言っている。JRに電話したが、情報が何もなく対応が悪い」と話していました。

家族を待つ人が行列

電車が止まっている場所から1キロほど離れたJR帯織駅前では、電車に乗った家族を待つ大勢の人の車が数百メートルにわたって列をつくっています。

高校3年生の娘がいる三条市の48歳の女性は「車のガソリンがなくなりそうなので暖房を切って昨夜7時ごろから待ち続けています。携帯電話の電池も切れて子どもと連絡がつきません。JRの社員は朝方まで1人も説明に来ず、頭にきています」と話していました。

車内で譲り合いも

動けなくなった信越線の電車に乗っていて、午前7時ごろに半日ぶりに降りた専門学校に通う女性は「私は席に座れましたが、時間が長かったのでおしりが痛いです。立っている人も途中で座り込んでいました」と話していました。また、この女性の高校1年生の妹は「電車の中では座っていた人が長時間立っている人のために、席を譲っていました」と話していました。