東京駅丸の内広場が完成 3年がかりで整備

東京駅丸の内広場が完成 3年がかりで整備
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首都・東京の玄関口となる、JR東京駅の丸の内側に、皇居へとつながる歩行者空間を中心とした新しい広場が完成し7日、お披露目されました。
広さがおよそ1万9000平方メートルの「東京駅丸の内広場」は、首都の玄関口としてふさわしい空間にしようと、JR東日本と東京都が3年余りをかけて整備を進めてきました。7日は完成を記念した式典が、天皇皇后両陛下も出席されて東京駅丸の内駅舎内のホテルで開かれました。

この中で、東京都の小池知事が「東京の魅力を高め、だれもが利用しやすいまちづくりを進め、開催まで1000日をきった東京オリンピック・パラリンピックを成功させたい」とあいさつし、続いてJR東日本の冨田哲郎社長が「新たな東京駅のあゆみを始める今日を迎えることができ、喜ばしく思っている」と述べました。

完成した広場は、駅前にタクシーやバスの乗り場が広がる以前の空間から一変し、中央部分に歩行者空間を設け、東京駅から皇居につながる「行幸通り」と一体感を持たせるよう整備しています。白を基調とした御影石の舗装と一列に植えられたケヤキ、さらに明るさを控えめにした照明やおよそ1200平方メートルの芝生が広がり、行幸通りとのデザインの統一性に配慮しています。

また路線バスやタクシーの乗り場は歩行者空間の両隣にそれぞれ整備し、以前の駅前ロータリーとしての機能を引き継ぎました。東京駅では5年前、駅舎が大正時代の姿に復元されていて、その駅前の広場の完成に訪れた人は「落ち着きのある広場ができきれいだなと思いました。思わず写真を撮りました」と話していました。

首相「おもてなしの新拠点に期待」

安倍総理大臣は記念式典に出席し、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、訪れる人たちをもてなす新たな拠点となることに期待を示しました。

この中で安倍総理大臣は「振り返れば東京駅は、わが国の近現代の歴史とともに歩んできた。関東大震災の復興事業として整備された行幸通りは、当時の復興の象徴であり、終戦のおりは復員列車を迎える拠点となった」と述べました。

そのうえで安倍総理大臣は「夢の超特急ひかり号が、初めて東京駅を出発したのは、東京オリンピックが開催された1964年だった。時は移り、2020年には東京で再び、オリンピック・パラリンピックが開催される。日本の魅力を世界に発信する絶好の機会であり、国内外の多くの人々をお迎えすることになる。新たなおもてなしの拠点としての役割をしっかりと果たし、次の世代に引き継がれることを期待する」と述べました。