長周期地震動を瞬時に予測 実証実験始まる

長周期地震動を瞬時に予測 実証実験始まる
超高層ビルなどを大きくゆっくりと揺らす「長周期地震動」を瞬時に予測し、その情報をスマートフォンなどで見られる新しいシステムを茨城県つくば市の防災科学技術研究所が開発し、気象庁と共同で実証実験を始めました。
長周期地震動は、超高層ビルなどを大きくゆっくりと揺らす周期の長い揺れで、東日本大震災を引き起こした東北沖の巨大地震では、震源から遠く離れた東京や大阪などでも長周期の大きな揺れが観測されました。

つくば市にある防災科学技術研究所は、この揺れを予測する新しいシステムをおよそ3年かけて開発し、14日から実証実験の参加者の募集を始めました。

新しいシステムでは、気象庁の「緊急地震速報」の震源情報を基に「長周期地震動」を瞬時に予測し、揺れの大きさごとに色分けして、地図上に表示します。実験に参加すると、スマートフォンやパソコンを使ってこの予測を見ることができ、研究所などでは3000人の参加者を募って意見を集め、システムの改良に生かしたい考えです。

防災科学技術研究所、地震津波火山ネットワークセンターの青井真センター長は「長周期地震動は社会的な関心が高まっていて、事前の予測が重要になってきている。気軽に実験に参加してもらいたい」と話していました。