小池知事 希望の党代表辞任の意向を表明

小池知事 希望の党代表辞任の意向を表明
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東京都の小池知事は、希望の党の両院議員総会で、「代表の座を降りて、しかるべき形で皆さんをサポートしたい」と述べ、新しい執行部が発足し、党の態勢の構築に一定のめどが立ったことから、今後、都政運営に専念したいとして、代表を辞任する意向を表明しました。これを受けて、小池氏の後任の代表に玉木共同代表を充てることが承認されました。
希望の党は、14日の両院議員総会で、党運営の要となる幹事長に古川元久元国家戦略担当大臣を起用するなどの人事案を承認し、新しい執行部が発足しました。

これを受けて、東京都の小池知事は「国政については、やはり国政の皆さんにお任せしたい。党の方向性は決まっているので、私は代表の座を降りて、しかるべき形で皆さんをサポートしたい」と述べ、党の態勢の構築に一定のめどが立ったことから、今後、都政運営に専念したいとして、代表を辞任する意向を表明しました。

これを受けて、小池氏の後任の代表に玉木共同代表を充てることが承認され、玉木氏は「身の引き締まる思いというか、改めて重さを実感している。小池氏が大きな政治的な決断をしたが、私たちに期待と信頼をいただいたと受け止めたい」と述べました。

小池氏は、ことし9月、希望の党を立ち上げて、みずから代表に就任し、民進党の前原前代表との間で、両党が事実上、合流する方針を決めましたが、安全保障関連法に対する考え方の違いなどから、民進党は分裂しました。そして、衆議院選挙では100人を超える民進党出身者など、過半数を上回る235人を擁立しましたが、選挙前の57議席を下回る50議席の獲得にとどまりました。

これを受けて、小池氏は、みずからは代表を続ける一方で、今後の党運営は国会議員に委ねる方針を示していました。

小池知事「創業者の責任を1つ終えた」

希望の党の代表を辞任した東京都の小池知事は、国会内で記者団に対し、「玉木執行部の船出を見届けて、今回、創業者の責任を1つ終えた。今後も希望の党が、衆議院選挙の比例代表で得た1000万人の負託に応えるようサポートする。都知事として、まず都政を進め、新しくうまれた希望の党の議員と連携を図っていく」と述べました。

そのうえで、小池氏は今後の党との関わりについて、「どういう肩書になるか分からないが、最初に思いを込めて党を作った。少しでも国民に役立てる党になるよう、国政の政策もリクエストし、例えば特区についても、東京と国政が直結するので、国会議員と都のつながりを大切にしたい」と述べました。

希望 玉木代表「党の立ち位置は変わらない」

希望の党の玉木新代表は、党の役員会のあとの記者会見で、「希望の党を作り、引っ張ってこられた中で、大変な功績を果たされた。代表の顔は変わったが、衆議院選挙で掲げた『寛容な改革保守』という立ち位置は引き継がれており、変わるものではない。法案や提言の取りまとめなどの形で、どういう社会を目指し、どういう立ち位置の党なのか、わかりやすく示して、支持や信頼を得ていきたい」と述べました。

希望 細野氏「改革保守政党の路線は守る」

希望の党の細野元環境大臣は国会内で記者団に対し、「小池代表が、いちばん初めに立ち上がってできた政党であり、非常に重い判断だ。残念ではあるが、国会議員全員が一人一人しっかりやっていくステップに入ったと思う。これからも小池氏には、何らかの形でアドバイスをいただいたほうがいいと思うし、改革保守政党という路線は守っていかなければならない」と述べました。また、細野氏は、党の憲法調査会長に就任したことについて、「憲法改正に向けて、党としての考え方を示す必要がある。さまざまなテーマについて、タブー視することなく議論し、早期に方向性を出したい」と述べました。

希望 大串氏「玉木代表に唐突感と違和感」

国会議員の共同代表を決める選挙で玉木氏に敗れた大串博志衆議院議員は、国会内で記者団に対し、玉木氏が代表に就任したことについて、「小池代表の辞任は本人が判断したことなので受け止めたい。小池氏が玉木氏を推挙した根拠が分からず、オープンに決まっていくことが大切なのに、きょうの決まり方は唐突感と違和感がある」と述べました。そのうえで、大串氏は、「共同代表の選挙で訴えた野党連携や憲法などに関する考え方は、党内の議論で、しっかり訴えていく」と述べました。

菅官房長官 知事と党首の兼任「難しいのは常識」

菅官房長官は午後の記者会見で、記者団が「東京都の知事と国政政党の党首を兼ねるのは難しいという認識は変わらないか」と質問したのに対し、「そこは常識だと思う」と述べました。

自民 森山国対員長「判断尊重すべき」

自民党の森山国会対策委員長は記者会見で、「小池氏は、もともと自民党にいて、党の進展にも大変努力いただいたが、今回、希望の党の代表を辞任するということは、本人の判断であり、尊重すべきものだ」と述べました。

公明 大口国対員長「知事に専念は好ましい」

公明党の大口国会対策委員長は記者団に対し、「都民の思いを考えたうえでの決断ではないか。これから2020年の東京オリンピック・パラリンピックや、豊洲市場や築地市場の問題など取り組まなければならないことが山積しているので、都知事として専念してもらうのは好ましいことだ」と述べました。

自由 小沢代表「批判され辞めるということ」

自由党の小沢代表は国会内で記者会見し、「小池氏の主張は、批判を受けて少しずつ変わってきたようだが、『安全保障関連法と憲法改正の2つを認めろ』という踏み絵を踏ませた。そういう政治姿勢であれば安倍総理大臣とあまり変わりないので、野党再編もへちまもない。結果的に国民に批判されて代表を辞めるということだろう」と述べました。