スパコン世界ランク 中国勢が10期連続で1位 日本勢4位

スパコン世界ランク 中国勢が10期連続で1位 日本勢4位
スーパーコンピューターの計算速度に関する最新の世界ランキングが発表され、中国が10期連続で1位を守るとともに、上位500台に占める数でもアメリカを大差で抜いて世界トップとなりました。日本からは、ベンチャー企業2社が開発したスーパーコンピューターが、最高の4位に入っています。
アメリカなどの専門家が半年に1度まとめている、スーパーコンピューターの計算速度に関する世界ランキング「TOP500」の最新結果が発表され、中国の「神威・太湖之光」が1秒当たり9京3000兆回の計算速度で、4期続けて1位を守りました。中国勢の1位獲得は、2013年6月以来10期連続です。

また、中国はTOP500に占める数でも今期、202台がランクインし、アメリカの143台を大きく上回って大差で世界のトップに立ちました。

日本勢では、ベンチャー企業のExaScalerとPEZYComputingが開発した「Gyoukou(暁光)」が、1秒当たり1京9140兆回の計算速度で4位に入りました。

2社のスーパーコンピューターは、同時に発表された省エネ性能を比較するランキング「Green500」でも、1位から3位までを独占していて、今回開発した「Gyoukou」も消費電力1ワット当たりの計算回数が、1秒間に141億7000万回となり、5位に入りました。

東大 中村センター長「投じられる国家予算の額に左右される」

今回のTOP500の結果について、スーパーコンピューターの開発に詳しい東京大学情報基盤センターの中村宏センター長は「スーパーコンピューターの利用はビッグデータやAIなどの分野にも広がっており、社会基盤インフラとしての重要性はますます増大している。TOP500のランクインの数は、この分野に投じられている国家予算の額に大きく左右されていて、予算額でアメリカを上回る中国がトップに立つことは驚きではない。重要なことは社会が必要とする役割を担うことであり、その意味では日本も世界としのぎを削っているが、予算額では中国、アメリカに水をあけられていることは大きな懸念材料だ」と話しています。