ロシア国境警備局が連行 北海道の漁船が解放される

ロシア国境警備局が連行 北海道の漁船が解放される
北方領土の沖合で先週、ロシア国境警備局の臨検を受けて国後島に連行されていた北海道の厚岸漁協所属のサンマ棒受け網漁船が13日、ロシア当局から解放されたことがわかりました。水産庁によると、漁船は現在、厚岸港に向かっていて、乗組員の健康状態は全員問題がないということです。
北海道の厚岸漁協所属のサンマ棒受け網漁船「第六十三福寿丸(199トン)」は今月5日、根室市の南東およそ300キロの海域で、ロシア国境警備局の臨検を受けた結果、操業日誌の記載と食い違う漁獲量があったとして、国後島に連行され、事情を聴かれていました。

漁船は17人の乗組員を乗せたまま、国後島の沖合に留め置かれていましたが、関係者によりますと、13日午後8時ごろ「第六十三福寿丸」と乗組員はロシア当局から解放されたということです。

また、水産庁によりますと、解放された漁船は北海道の厚岸港に向かっているという情報があり、乗組員17人の健康状態は問題がないということです。

北方領土の沖合では、去年9月にも稚内市のサンマ漁船がロシア国境警備局の臨検を受けて連行され、取り調べや裁判手続きなどのためにおよそ40日間留め置かれていました。

今回も事態が長期化する懸念があったことから、外務省や水産庁はロシア側に対して、漁船の早期解放を求めていました。