新燃岳 火山灰の分析から「水蒸気噴火」か

新燃岳 火山灰の分析から「水蒸気噴火」か
k10011177211_201710131813_201710131819.mp4
11日、噴火した霧島連山の新燃岳の火山灰を専門家が詳しく分析した結果、新しいマグマからできた物質はほとんど含まれていないことがわかりました。専門家は、マグマから伝わった熱で地下水が熱せられて起きる「水蒸気噴火」だと考えられるとしています。
霧島連山の新燃岳では12日、噴煙が火口から2000メートルの高さまで上がるなど11日から噴火が続いていましたが、13日午後4時ごろに連続的な噴火は止まったもようだということです。

東京大学地震研究所の中田節也教授のグループは、12日、火口から南に3キロほど離れた場所で火山灰を採取し分析を行いました。

その結果、新しいマグマからできた物質はほとんど含まれていなかったほか、火山灰の粒子はごく小さかったということです。

このため今回の噴火は、地下から伝わったマグマの熱で地下水が熱せられて水蒸気が発生し、火口周辺の火山灰などを吹き上げる「水蒸気噴火」だと考えられるとしています。

新燃岳で6年前の平成23年に起きた噴火は、マグマそのものが火口から噴出する「マグマ噴火」で、今回とは噴火のタイプが異なるということです。

中田教授は、「地下のマグマが上昇するとさらに活動が活発化するおそれがあり、引き続き地殻変動のデータなどの監視を続ける必要がある」と話しています。