沢登りで不明の2人を救助 1人けがも命に別状なし

沢登りで不明の2人を救助 1人けがも命に別状なし
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富山と石川の県境の山に沢登りに出かけたまま連絡が取れなくなっていた男性2人が13日午後、山中で見つかり、ヘリコプターで救助されました。警察によりますと、1人が足首の骨を折る大けがをしましたが、いずれも命に別状はないということです。
富山県南砺市と石川県の境にある大笠山では、今月10日に沢登りに出かけた大阪・摂津市の大西敏男さん(55)と、大阪市東住吉区の武田信明さん(52)の2人が、下山する予定だった11日になっても連絡が取れなかったため、13日朝から警察や消防が付近を捜索していました。

その結果、午後2時前に捜索中のヘリコプターが標高およそ900メートルにある大畠谷の沢で2人を見つけ、その後、救助しました。

2人は富山県内の病院に運ばれ、このうち大西さんが足首の骨を折る大けがをしたほか、低体温症の疑いがあるものの命に別状はなく、武田さんにけがはありませんでした。

警察によりますと、11日、2人で岩場を登っていた際に大西さんが10メートルほどの高さから滑落して動けなくなったため救助を待っていたということです。

警察がさらに詳しい状況などを調べています。

「事前の検討が不十分だったかも」

救助された2人のうち、武田信明さんが富山県砺波市の病院で報道陣の取材に応じました。

この中で、武田さんは遭難した当時の状況について、「滝を越えようとしたが難しかったため、11日の朝、ルートを変更し、滝の手前の岩場を登って登山道に向かうことになった。その途中で大西さんが滑落して動けなくなってしまった」と説明しました。

そのうえで、「当初、想定していたのとは違うコースを歩いていたかもしれず、事前の検討が不十分だったかもしれない」と振り返りました。

また、持参していたパンやあめなどは12日の朝までになくなったということで、武田さんは「きのうの夜は寒くて寒くてしかたがなく、死の恐怖を感じた。かばんから出した荷物を目立つように河原に広げて救助を待ち、ヘリコプターが見えたときはほっとした。ありがとうございましたということばしかありません」と話していました。