韓国大統領 新外相にカン・ギョンファ氏を任命

韓国大統領 新外相にカン・ギョンファ氏を任命
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韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領は、新しい外相に、国連事務総長の特別顧問を務めた女性のカン・ギョンファ(康京和)氏を任命し、カン氏が慰安婦問題をめぐるおととしの日韓合意について不十分だとする考えを示唆していることから、どのような方針で臨むのか注目されます。
韓国のムン・ジェイン大統領は先月までグテーレス国連事務総長の特別顧問を務めていたカン・ギョンファ氏を18日、新しい外相に任命しました。
韓国で女性が外相に就任するのは初めてで、今月29日から行われる米韓首脳会談や、核やミサイル開発を続ける北朝鮮への対応などに当たります。

カン氏は今月7日、国会の聴聞会で慰安婦問題をめぐるおととしの日韓合意について、合意を守るのが国際的な慣例だと述べた一方、「日本から誠実で被害者の心に届く措置がなければならない」と述べて、合意内容が不十分だとする考えを示唆していて、日韓合意にどのような方針で臨むのか注目されます。

カン氏をめぐっては、野党の議員が、娘を希望する学校に転校させるため住所を偽ったほか、不動産売買による所得を税務当局に少なく申告していたと指摘して、任命しないよう求めていました。

これに対しムン大統領は「カン氏は国際社会で能力が認められている人物だ。国民も支持している人のほうがはるかに多い」と述べて任命に踏み切ったことから、与野党の対立が深まりそうです。

岸田外相 「手を携え未来志向の日韓関係を」

岸田外務大臣は、韓国の新しい外相にカン・ギョンファ氏が任命されたことを受けて、祝辞を送りました。

この中で、岸田大臣は「わが国にとり、韓国は戦略的利益を共有する最も重要な隣国だ。日韓両国の協力と連携は、地域の平和と安定にとっても不可欠だ。今後、緊密に連携し、さまざまな分野における日韓両国の協力関係を一層発展させていきたい」としています。

そのうえで「日韓関係のより一層の発展、地域の平和と安定のため、お力を存分に発揮されることを祈念する。私も、手を携えながら、未来志向の日韓関係を構築するために努力していきたい。近くお目にかかり、きたんのない意見交換を行うことを楽しみにしている」として、早期に会談を行いたいという意向を示しました。