月面探査レース HAKUTOの探査車がデモ走行

月面探査レース HAKUTOの探査車がデモ走行
世界で初めての民間による月面探査レースに挑戦している日本のチーム「HAKUTO」は、打ち上げまであと8か月に迫る中、同じロケットで月に向かうインドのチームとともに、21日、東京で報道関係者を前に探査車のデモ走行を行いました。
デモ走行を行ったのは、宇宙関連のベンチャー企業や東北大学の研究者などおよそ100人で作る日本の民間のチーム、HAKUTOと、インドの研究者や技術者など100人余りで作るチームインダスです。

HAKUTOとチームインダスは、ともに、アメリカのIT企業グーグルなどが進める、世界で初めての民間による月面探査レースに参加し、ことし12月28日に同じインドのロケットで月を目指す計画です。

HAKUTOの袴田武史代表は「今回の月面探査レースへの挑戦は、人類が月を足がかりに宇宙に生活圏を作る最初の一歩になる」と大きな目標を掲げました。また、チームインダスのスリダー・ラマシュバンさんは「HAKUTOのレベルは世界トップクラスだが、インドも負けはしない。インドと日本で新しい宇宙開発を切り開いていきたい」と述べました。

HAKUTOで探査車の開発を担当している東北大学の吉田和哉教授は「日本もインドも非常に若いメンバー構成で、こうした若い力によってこれからますます民間による宇宙開発が広がっていくだろう」と述べました。

月面探査レースでは、来年3月末を期限としてどのチームが最初に月面を500メートル走行し、映像や画像を地球に送れるかを競っていて、日本とインドを含めて世界の5つのチームが最終段階まで進んでいます。チーム、HAKUTOは、ことし8月ごろまでに実際に月面に向かう探査車を作り、年末の打ち上げに臨むことにしています。