日銀総裁「金融緩和は円安誘導でないと理解進む」

日銀総裁「金融緩和は円安誘導でないと理解進む」
G20=主要20か国の財務相・中央銀行総裁会議に出席するためワシントンを訪れている日銀の黒田総裁は記者団に対し、アメリカのトランプ大統領がドル高をけん制する発言を続けていることに関連して、日銀の金融緩和策は円安誘導ではなくデフレ脱却に向けた政策として理解を得られるという認識を示しました。
アメリカのトランプ大統領は先週、メディアのインタビューに対し「ドルは強くなりすぎていると思う」と述べるなど輸出に不利なドル高をけん制しました。

これについて日銀の黒田総裁は、G20に出席するため訪問しているワシントンで記者団に対し、大統領の発言に対するコメントは差し控えるとしたうえで「日銀を含め各国の金融政策は物価安定のために行われている。為替を目的としたものではないことは理解が進んでいると思う」と述べ、日銀の金融緩和策は円安誘導ではなくデフレ脱却に向けた政策として理解を得られるという認識を示しました。

そのうえで黒田総裁は「日本経済は順調に回復し拡大基調になっているが、物価は力強さに欠けるので日銀としては金融緩和を続けできるだけ早期に2%の物価安定目標を達成することをめざしたい」と述べました。