国連安保理 米ロ対立で北朝鮮非難声明出せず

北朝鮮の弾道ミサイル発射に対し、国連の安全保障理事会では、アメリカが主導して非難する声明を出すことを目指していますが、ロシアの反対で調整が難航し、一致した対応を打ち出せないでいます。
北朝鮮は今月16日、東部から弾道ミサイル1発を発射し、直後に爆発して失敗したと見られています。

これを受けて、国連の安保理では、議長国のアメリカが北朝鮮を非難する報道機関向けの声明の草案を作り、19日、全会一致で出すことを目指してメンバー国に提示しましたが、国連外交筋によりますと、ロシアが反対し、実現しなかったということです。

ロシアの国連代表部は19日、ツイッターでコメントを出し、「アメリカが示した草案には、朝鮮半島の非核化と平和的解決を目指すとする部分で、以前の声明にはあった『対話を通じて』という文言がなくなっていた」と指摘したうえで、「この文言を入れるよう求めたが、アメリカは作業を打ち切り、ロシアが声明の発表を阻止したと非難している」と主張しました。

北朝鮮が弾道ミサイルの発射を繰り返す中、安保理はことしに入ってから4回、非難する声明を出していますが、今回は米ロの対立によって一致した対応を打ち出せないでいます。