韓国大統領選 初のTV討論 北朝鮮への対応めぐって論戦

韓国大統領選 初のTV討論 北朝鮮への対応めぐって論戦
k10010954621_201704200514_201704200516.mp4
来月9日に投票が行われる韓国の大統領選挙で、公式の運動期間に入ってから初めてのテレビ討論会が、19日夜、行われ、核やミサイルの開発を加速させる北朝鮮への対応をめぐって論戦が交わされました。
パク・クネ(朴槿恵)前大統領が罷免されたことを受けて行われる韓国の大統領選挙は、来月9日の投票日に向けて、今週、公式の運動期間に入りました。

19日夜は、5人の有力候補が参加したテレビ討論会が公共放送のKBSで行われ、核やミサイルの開発を加速させる北朝鮮に対してアメリカが圧力を強める中、韓国政府はどう対応すべきかをめぐって論戦が交わされました。

このうち、支持率でトップを走る革新系の最大政党「共に民主党」のムン・ジェイン(文在寅)候補は、「北の核問題の解決を最優先にしなければならない」としながらも、かつてキム・デジュン(金大中)政権などが進めた北朝鮮に対する融和政策が「南北関係の基本だ」と述べました。

これに対して、保守系の候補からはムン候補の姿勢を批判する意見が相次ぎました。

一方、中道系の政党「国民の党」のアン・チョルス(安哲秀)候補は、「韓国は今、深刻な安全保障の危機にある」として、アメリカ軍の最新迎撃ミサイルシステム「THAAD」の韓国への配備を進めるなど、米韓同盟を基軸に、北朝鮮に厳しく対応していく必要性を強調しました。

選挙戦は、当初独走していたムン候補に対して、アン候補が支持率を伸ばして追い上げる展開で、このあと3回行われるテレビ討論会では、この2人の発言に注目が集まりそうです。