核燃料サイクル 実証炉の研究開発で協議開始 日仏首脳が一致

核燃料サイクル 実証炉の研究開発で協議開始 日仏首脳が一致
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安倍総理大臣は日本時間の21日未明、フランスのオランド大統領と会談し、高速増殖炉「もんじゅ」の廃炉が決まったことを踏まえ、核燃料サイクル政策の維持に向けて、フランスが計画する実証炉の研究開発で協力を進めるための議論を開始することで一致しました。
フランスを訪れている安倍総理大臣は日本時間の午前3時ごろから、パリ市内の大統領府、エリゼ宮でオランド大統領とおよそ40分間、会談しました。

この中で、両首脳は、高速増殖炉「もんじゅ」の廃炉が決まったことを踏まえ、核燃料サイクル政策の維持に向けて、フランスが計画する実証炉「ASTRID」の研究開発で協力を進めるための議論を開始することで一致しました。

会談のあと両首脳は、世耕経済産業大臣とロワイヤル環境相による文書の署名式に立ち会いました。

また、会談で両首脳は、中国の海洋進出を念頭に、インド洋から太平洋にかけての海洋秩序を確保するため、自衛隊とフランス軍の艦艇が共同訓練を行うなど、緊密に連携していくことで一致しました。

さらに両首脳は会談後の夕食会で、地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」に関連して、アメリカのトランプ大統領が協定から脱退する意向を示す中、協定が発効した当時の機運を維持するため、日本とフランスで協力していくことを確認しました。

また、来月末にフランス軍の練習艦隊が日本を訪れたあと、アメリカのグアム周辺の海域で、自衛隊とフランス、アメリカ、イギリス軍による4か国の初めての共同訓練を行うことで合意し、安倍総理大臣は首脳会談のあとの共同記者発表で、「極めて意義深いことだ」と述べました。