センバツ 報徳学園が21得点で多治見に勝つ

センバツ 報徳学園が21得点で多治見に勝つ
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センバツ高校野球、大会2日目の第2試合は兵庫の報徳学園が21世紀枠で出場の岐阜の多治見高校に21対0で勝ちました。
報徳学園は、1回に持ち味の足を絡めた攻撃で2点を先制し、3回には一挙8点を挙げるなど着実に得点を重ね、ホームランを含むヒット21本で大量21点を挙げました。

投げては、先発したエースの西垣雅矢投手が7回無失点と好投し、その後の3人のピッチャーも得点を許しませんでした。

21世紀枠で出場し、春夏通じて甲子園初出場の多治見は、守備の乱れも絡んで序盤から大量失点して流れをつかむことができず、初戦で姿を消しました。

報徳学園 2番打者が5安打3打点

報徳学園は、この試合、ホームランを含むヒット21本を打って多治見を圧倒しました。中でも、2番バッターの永山裕真選手は5安打3打点の大活躍でした。練習試合を含めて、1試合でヒット5本を打ったのは初めてだということで、試合後は「うれしいです」と、満面の笑顔でお立ち台に上がりました。

永山選手は「自分がいちばん理想とするのが、センター前ヒット」と話していて、この試合で打った5本のヒットのうち、4本がセンター前でした。

得点が大量に入る大味な試合となりましたが、永山選手は自分のスタイルを崩すことなく、コンパクトにバットを振って、野手の間を抜くライナーを打つことを心がけました。先制点につながる盗塁も決め、持ち味を存分に発揮しました。

一方、報徳学園の永田裕治監督は今大会で23年間務めた監督を勇退することを表明しています。永山選手は試合後、「次の試合も勝って、1日でも長く永田監督と野球をしていたい」と話していました。

シュアなバッティングと監督への思い。大当たりの2番バッターが次の試合でもチームによい流れを呼び込めるか注目です。

報徳学園 永田監督「先制点が大きい」

2回戦進出を決めた報徳学園の永田裕治監督は「選手たちがこんなに打ってくれて感謝している。先制点をとることができたのが大きく、足を使った機動力のある本来の野球をすることができた」と試合を振り返っていました。また、23年間務めた監督を今大会で勇退することについては「こういう選手たちと野球ができて幸せだ。最後の大会なので泣かないようにして、思い切り校歌を歌うことができた」と話していました。

先発で7回無失点に抑えた報徳学園のエース、西垣雅矢投手は「スライダーにキレがあり、低めにきまってテンポよく投げることができた。中盤、球が浮いてしまったが、体を開かないようにして修正することができた」と試合を振り返っていました。2回戦に向けては「インコースのストレートは打者の体に当たるくらい、強気のピッチングでいきたい。次の試合も勝ってまた監督の笑顔が見たい」と話していました。

多治見 高木監督「一枚も二枚も上で脱帽」

多治見高校の高木裕一監督は「報徳学園のバッターは一枚も二枚も上で脱帽だった。技術的な差もあるがここというところの集中力に差があったと思う。アルプススタンドには多治見からたくさんの人が駆けつけて応援してくれて、感謝をする一方、申し訳なかったと思う」と話していました。

多治見高校のキャプテン、佐藤昂気選手は「大差がついてしまったが、今出せる自分たちの力は出し切ったと思う。スタンドは大きな声で応援してくれて、その中で野球ができたのは大きな経験になった。悔しい思いをしたのでこれから力をつけてまた甲子園に戻って来られるよう頑張りたい」と話していました。

先発したものの3回途中まで投げて10失点と打ち込まれた多治見高校のエース、河地京太投手は「腕がしっかり振れて自分の思うようなボールが投げられたが、打ち取ったと思った当たりが守備の間を抜けたり、ジャストミートされたりと相手打線が何枚も上だった。甲子園の経験を生かしてピッチャーとしての力を高めるよう、いちから頑張っていきたい」と話していました。