地下鉄サリン事件から22年 霞ケ関駅で慰霊式

地下鉄サリン事件から22年 霞ケ関駅で慰霊式
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オウム真理教による地下鉄サリン事件から22年の20日、現場となった東京の地下鉄・霞ケ関駅で犠牲者を追悼する慰霊式が行われました。
平成7年3月20日に起きた地下鉄サリン事件では、朝の通勤ラッシュで混雑する地下鉄の車内に猛毒のサリンがまかれ、13人が死亡し、およそ6300人が被害を受けました。

事件から22年の20日、現場の1つとなった地下鉄・霞ケ関駅の構内では、事件の発生時刻とほぼ同じ午前8時に駅の職員20人余りが犠牲者をしのんで黙とうをささげました。また、駅の事務室には献花台が設けられ、関係者や被害者の遺族などが花を手向けていました。

霞ケ関駅の助役だった夫を亡くした高橋シズヱさん(70)は「被害者や遺族だけでなく、加害者の家族など大勢の人がつらく悲しい思いをしています。事件を知らない若い人には、自分の判断だけでカルト集団に入ることや、他人に判断を委ね、大勢の人を傷つけることが
どういう結果になるのか知ってほしい」と話していました。

オウム真理教による地下鉄サリン事件では、事件に関わった10人の死刑が確定したほか、実行犯の送迎役で17年にわたって逃亡を続けていた高橋克也被告(58)が、去年、2審で無期懲役を言い渡され、最高裁判所に上告しています。

被害者「自分が伝えていかなければ」

22年前、通勤で乗っていた地下鉄の車内で目の前にサリンの袋を置かれ、被害に遭ったという70歳の男性も20日、霞ケ関駅を訪れ献花台に花を手向けました。

男性は「当時、急に目の前が暗くなってサングラスをかけているような状態になり、頭も痛くなりました。今でも目の疲れなど不調を感じることがあります。若い世代と話していると事件のことを知らない人が多く、あれだけの大惨事が起きたことを自分が伝えていかなければいけないと思う」と話していました。