北朝鮮 ミサイル用新型エンジン地上燃焼実験 成功と発表

北朝鮮 ミサイル用新型エンジン地上燃焼実験 成功と発表
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北朝鮮は、弾道ミサイルに使用する新型の大出力エンジンの燃焼実験を地上で行い、成功したと発表し、みずからのミサイル技術を誇示することで、対北朝鮮政策の見直しを進める、アメリカのトランプ政権を強くけん制する狙いがあるとみられます。
これは、北朝鮮の国営メディアが19日に伝えたもので、北西部ピョンアン北道のトンチャンリにあるソヘ衛星発射場で18日に、弾道ミサイルに使用する新型の大出力エンジンの燃焼実験が地上で行われ、成功したということです。

朝鮮中央テレビが放送した写真には、屋外の施設に取り付けられたエンジンの噴射口から、オレンジ色の炎が真下に向かって勢いよく吹き出す様子や、立ち会ったキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長が、実験後に関係者の1人を背負って満面の笑みを浮かべている様子などが写っています。
また、キム委員長は「今回の成功がどれだけ画期的な意義を持つのか、世界はまもなく目にするだろう」と述べたと伝えています。

北朝鮮は去年4月、アメリカと韓国の合同軍事演習のさなかに、ICBM=大陸間弾道ミサイルのエンジンの燃焼実験を、また、去年9月には、事実上の長距離弾道ミサイルに使うエンジンの燃焼実験を、それぞれ今回と同じ場所で行っています。

北朝鮮は、アメリカのトランプ政権が対北朝鮮政策の見直しを進めていることについて、18日に国営メディアを通じて「先制攻撃をしようとする動きを見せれば、核攻撃で焦土化する」と威嚇したばかりで、今月1日から行われている米韓合同軍事演習に対抗して、およそ半年ぶりにエンジンの燃焼実験を実施し、みずからのミサイル技術を誇示することで、トランプ政権を強くけん制する狙いがあるとみられます。