小学生がはいからさん

小学生がはいからさん
大正時代を主な舞台に、はかま姿の女子学生が登場する人気少女漫画「はいからさんが通る」。最近、小さなはいからさんが増えているとインターネット上で話題になっています。
「クラス8割方が袴らしい。前夜から美容院で頭セットして早い子は朝5時から着付けに行く。成人式並だな」

「うちの子の小学校では、今年から袴禁止になった。ごく普通のスーツです」

大学の卒業式では恒例となっている女子学生のはかま姿。
ところが、SNSなどでは最近は小学校の卒業式でもはかまというケースが増えていると書き込まれています。

増える「はいからさん」

「クラス8割方が袴らしい。前夜から美容院で頭セットして早い子は朝5時から着付けに行く。成人式並だな」

「うちの子の小学校では、今年から袴禁止になった。ごく普通のスーツです」

大学の卒業式では恒例となっている女子学生のはかま姿。
ところが、SNSなどでは最近は小学校の卒業式でもはかまというケースが増えていると書き込まれています。
私(28歳女性記者)の時代は、今の「AKB48」のような女性アイドルが着るフリルのついたスカート姿が卒業式の主流でした。
時代は変わり、今の小学生が本当に古風なはかま姿で卒業式に出席するのか。
早速、「小学校卒業式はかま」などで検索!。
すると出てくる出てくるたくさんのサイトが。
多いのがインターネットショップで、ネット上で色や柄を選んで検索すれば、店頭に行かなくても宅配便ではかまを送ってもらいレンタルできます。
ネットショップを運営する着物レンタル店の担当者に話を聞いてみました。
店によると、子ども用のはかまの人気が出始めたのはここ2、3年のことだそうです。10年ほど前から年に数件は申し込みがあったそうですが、ことしは400件以上。店では年々100件ずつ申し込みが増えているといいます。はかまのレンタルは札幌や東北地方、名古屋など地方からの申し込みが多いそうです。

老舗の着物レンタル店を経営する社長は「はかま姿の卒業生を見て、自分も卒業式で着たいという子どもが増えているようです。小学6年生は身長が伸び盛りですぐに丈が変ってしまうこともあります。また慣れない着物で式の当日に具合が悪くなってしまうなど、トラブルがあります。着物の人気が出てくるのはありがたいですが、子どもの負担にならないようよく考えてください」と話していました。

人気の火付け役は…

小学生のはかま人気、火付け役は写真館だという情報もありました。
着物のレンタルをしている写真館に話を聞くと、数え年で13歳の時に健やかな成長などを願って行う「十三参り」と、小学校の卒業をかねて着物姿で写真を撮ろうとキャンペーンを行って、じわじわと人気が広がり始めたそうです。
ある店でははかまのレンタルが1万5000円くらいから、着付けや写真撮影と合わせると3万円くらいのコースからありました。
全国で着物のレンタルを展開し、写真撮影もできる「スタジオフルーレ」の中村栄里佳さんは「去年は6月から卒業式のはかまレンタルの問い合わせがあり、男の子でもレンタルする子がいました。大きな花柄などいろいろな柄を取りそろえていますが、人気は古風ないかにも“着物っぽい”タイプです。子ども用の着物ブランドもできてきて、申し込みも毎年増えているので今後も人気は続くと思います」と話していました。

家庭に負担かけない地域も

一方、卒業生が進学する中学校の制服を着て、卒業式に出席する学校も北海道や北陸、四国など全国にありました。
例えば北海道の釧路管内ではほとんどの小学生が中学校の制服で出席するそうです。
小学校の先生に話を聞くと、「学校から“制服を着るように”と指示することはありませんが、先輩たちは制服を着て出席したよ、と伝えています。20年以上前から変わらないので、もう伝統になっています。背景には、家計に負担をかけたくないというのがいちばんです。ただでさえ入学準備でお金がかかるので、成長期の子どものために新しい服を買ってもらわなくてもよいようにと思っています。地域の洋品店には早めに中学校の制服を売り出してもらっています」と話していました。卒業式の服装も、服装についての考え方も地域ごとに違いがあるようです。