日本とインド 20日から貨物鉄道の実証実験

日本とインド 20日から貨物鉄道の実証実験
経済成長で物流の需要が高まるインドで、鉄道による貨物輸送を拡大していこうと、国土交通省は、インドと共同で初めてとなる大規模な貨物鉄道の実証実験を、今月20日から現地で行うことになりました。
インドは経済発展に伴って物流需要が高まっていますが、貨物鉄道はダイヤが整備されていないことから定時運行が確立されず、利用が広がっていません。

このため国土交通省は、日本のノウハウを生かして鉄道による貨物輸送を拡大していこうと、インドと共同で初めてとなる大規模な実証実験を行うことになりました。

具体的には、主要都市のデリーとベンガルールを結ぶおよそ2200キロの区間でダイヤを設定し、合わせて40両に上る貨物列車を現地時間の今月20日から運行します。

輸送するのは、自動車のほか電化製品、食料品、日用品などで、業務を受託した物流大手の日本通運が、現地企業とともにデリー=ベンガルール間を片道3日で1往復する計画です。

日本とインドは、最大の商業都市ムンバイと工業都市アーメダバードを結ぶおよそ500キロの区間で、新幹線技術を導入した高速鉄道の建設を進めることですでに合意しています。

日本としては今回の実証実験を通じ、貨物鉄道の分野でもインドとの関係強化を図るほか、大量の物資を運べる鉄道輸送を充実させることで、現地に進出している日本企業のビジネスを後押しする狙いもあります。