製薬関連の株大幅下落 トランプ氏の薬価引き下げ発言で

製薬関連の株大幅下落 トランプ氏の薬価引き下げ発言で
アメリカのトランプ次期大統領が記者会見で、薬の価格を引き下げる考えを突然、示したことから、12日の東京株式市場では、収益の悪化が懸念されるとして製薬関連の株価が大幅に値下がりしました。
12日の東京株式市場では取り引き開始直後から製薬関連の銘柄が売られる展開になりました。

このうちアステラス製薬の株価は、一時、11日の終値より75円、率にして4.4%、値下がりしたほか、塩野義製薬は4.1%、中外製薬とエーザイは3.6%下落しました。

その後は買い戻しも入り、各社の株価は下げ幅を縮小しましたが、値下がりして12日の取り引きを終えました。

これはアメリカのトランプ次期大統領が、記者会見で政府系医療機関の薬の調達に関連して、「アメリカは世界最大の医薬品の購入国でありながら、適切に入札をしてこなかった。製薬業者たちは今、現在、好き勝手なことをしている」と述べて、入札制度を強化して薬の価格を引き下げる考えを突然示し、日本の製薬会社の収益が悪化することへの懸念が広がったためです。

市場関係者は「トランプ氏はこれまで薬の価格の引き下げには消極的だと見られ、アメリカ事業を強化しようとしていた製薬業の株価はこのところ値上がりしていた。トランプ氏が一転して、値下げの考えを示したことは市場で驚きを持って受け止められた」と話しています。