米次期国務長官に指名 ティラーソン氏公聴会「ロシアと対話も」

米次期国務長官に指名 ティラーソン氏公聴会「ロシアと対話も」
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アメリカのトランプ次期政権の国務長官に指名されたティラーソン氏の人事を審議する議会の公聴会が行われ、ティラーソン氏は、ロシアを脅威だと見なす一方、テロ対策での協力を念頭に対話には前向きな姿勢を示しました。
アメリカ議会上院の外交委員会では、11日、次期政権の国務長官に指名された大手エネルギー企業エクソンモービルの前CEOのティラーソン氏に対する公聴会が行われました。

この中で、ティラーソン氏は、ロシアについて「現在のロシアは脅威だ。クリミアの併合などでNATOの同盟国が危機感を感じるのは当然だ」と述べ、ロシアへの制裁を当面は維持する考えを示す一方、過激派組織IS=イスラミックステート対策での協力を念頭に、ロシアとの対話には前向きな姿勢を示しました。

アメリカ議会では、大統領選挙中のサイバー攻撃をめぐりロシアへの反発が強まっていて、公聴会では、野党、民主党の議員からティラーソン氏が事業を通じてロシアとの関係が深いことに懸念が示されました。

一方、ティラーソン氏は、中国について「南シナ海での人工島の造成は違法だ。北朝鮮の問題をめぐっても頼れる相手ではない」と批判しました。
また、沖縄県の尖閣諸島を中国が占領しようとした場合どうするのかと問われ、「日本とは長年の同盟関係にあり、それに従って対応する。われわれは日本の安全保障に関与している」と述べ、日米安全保障条約に基づいて対応するという考えを示しました。

一方「中国とは経済的に絡み合った関係にある」と述べて、経済分野では中国と前向きな関係を築けるとの考えを示しました。