福島市で、300年以上続く伝統行事「信夫三山暁まいり」が始まり、震災からの復興の願いも込めて、長さ12メートルの大わらじが神社に奉納されました。
「信夫三山暁まいり」は、福島市の信夫山にある羽黒神社にまつられていた仁王像の足に合う大きなわらじを奉納したことが始まりとされています。
奉納されるわらじは、神社の氏子たちが3000束以上の稲わらを使って10日間かけて作ったもので、長さが12メートル、重さは2トンほどあります。
地元の稲わらを使うことにこだわり、放射性物質の検査もしたうえで、震災や原発事故からの復興を願いながらわらじを作ったということです。
10日、白装束の男女およそ100人が、大わらじを担いで羽黒神社までの10キロほどの道を練り歩き、五穀豊穣や家内安全、そして震災からの復興の願いを込めて奉納しました。
去年8月の祭りで奉納された別の大わらじと並べて、1対のわらじが完成すると、担ぎ手などから大きな歓声が上がりました。
初めて大わらじを担いだ男性は「福島は震災に負けずに元気だと伝えようと、頑張りました。初めてだったので疲れましたが、また来年も担ぎたいです」と話していました。
羽黒神社は10日夜遅くまで、多くの参拝者でにぎわいます。
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