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4月28日のニュース

汚染水対策「凍土壁」 あさってから試験凍結

  • 1号機
  • 4号機

東京電力福島第一原子力発電所の汚染水対策の柱として建設が進められてきた「凍土壁」について、国と東京電力は、建設開始から10か月を経て、30日から試験的な凍結を始めることを決めました。

福島第一原発で増え続ける汚染水の対策として、東京電力と国は、1号機から4号機までの周囲の地盤を凍らせ、全長1.5キロの氷の壁「凍土壁」で取り囲み、建屋に流れ込む地下水を遮断する計画で、去年6月から「凍結管」と呼ばれるパイプを地中に打ち込むなどの建設工事を進めてきました。
この計画について、原子力規制委員会は28日、地中に障害物があって凍りにくい建屋の山側の18か所で先行して試験的な凍結を行うとする計画を認可し、これを受けて国と東京電力は30日の正午に凍結作業を始めることを決めました。
順調に氷が成長すれば、そのまま冷凍を維持したうえで規制委員会の認可を待ってほかの部分も段階的に凍らせ、氷の壁を実現したいとしています。
「凍土壁」を巡っては、建屋の山側では順調に工事が進んでいますが、建屋の海側では「トレンチ」と呼ばれる地下のトンネルにたまった汚染水対策に時間がかかっているため、ほとんど工事が進んでいない状態で、完成する時期の見通しは立っていないほか、これほど大規模な氷の壁を作るのは前例がなく、工事の行方が注目されます。

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