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4月25日のニュース

福島第一原発2号機 サソリ型ロボット投入へ

東京電力福島第一原子力発電所では、1号機に続いて2号機でも原子炉を覆う格納容器にロボットが投入される計画で、そのために開発が進められているサソリのような形をしたロボットの走行試験が行われました。溶け落ちた核燃料の様子が初めて捉えられる可能性もあり、早ければこの夏にも行われる調査の結果が注目されます。

ロボットは全長54センチで、本体の前後にカメラが取り付けられ、格納容器の中では後ろのカメラをサソリのように持ち上げて広い範囲の状況を撮影します。
24日、横浜市にあるメーカーの工場で走行試験が行われ、ロボットは福島第一原発2号機の一部を再現した施設で、直径10センチ余りのパイプから格納容器の中に入ったあと、中心部につながるレール状の構造物の上をゆっくりと進んでいきました。
このレールは、1号機の調査では汚染の激しい場所があることなどから使えませんでしたが、2号機では問題はなく、このレールを通ることで直接原子炉の真下にたどり着くことができるため、1号機では見えなかった溶け落ちた核燃料の様子が捉えられる可能性があると期待されています。
しかし、レールの途中には障害物があるほか、狭い所を通らなければならないなどの課題もあるということです。
調査は早ければことし夏にも行われる計画ですが、格納容器の中の放射線量は分かっているだけでも1号機よりも高い1時間当たり70シーベルトに達しているのに対し、ロボットはおよそ1000シーベルトの被ばくまでしか耐えられないため、慎重に線量を測りながら対応するとしています。
調査の現場責任者を務める東芝の須藤和雄さんは「何が落ちているか分からないなかでの操作は困難が予想されるが、核燃料の位置や状態が分かれば、核燃料を取り出す具体的な方法を決めるうえで大きな手がかりになる」と話しています。

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