40年後の未来へ 福島第一原発の今

東京電力 福島第一原発事故 関連ニュース

12月12日のニュース

「汚染水の抜き取りにめど」田中委員長

  • 汚染水貯蔵タンク

東京電力福島第一原子力発電所で行われている廃炉の作業を原子力規制委員会の田中俊一委員長が視察し、当初の対策がうまくいかず、やり方を見直した地下のトンネルにたまっている汚染水の抜き取りについて、「何とか後始末が付けられるめどがたった」という考えを示しました。

原子力規制委員会の田中委員長が福島第一原発を訪れるのは、就任直前を含めると3度目で、前回から1年8か月ぶりです。
敷地内をおよそ4時間かけて見て回り、廃炉作業の拠点となっている免震重要棟では、「一歩一歩だが、安全のレベルが上がっていると思う。まだ潜在的なリスクはいろいろあるが、安全を高める取り組みを進めてほしい」と述べて、作業員たちを激励しました。続いて、汚染水をためるタンクが並ぶエリアでは、去年300トン余りの汚染水が漏れたことを受け、周囲に設けられたせきのかさ上げや二重化などの対策を確認しました。
建屋から流れ込んだ高濃度の汚染水がたまっている海に近い「トレンチ」と呼ばれる地下のトンネルでは、汚染水を凍らせて流れをせき止める当初の対策がうまくいかなかったため、現在行われているセメントを流し込みながら、汚染水を抜き取る作業の様子を視察しました。
田中委員長は「トレンチが大きな懸案だったが、なんとか始末が付けられるめどが立った。汚染水を貯め続けることはできず、廃炉を進めるためには、処理して捨てていかなければならず、住民の理解が必要だ」と述べました。

12月12日のニュース一覧