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9月11日のニュース

除染終わらず作業の加速が課題

東京電力福島第一原子力発電所の事故で拡散した放射性物質を取り除く除染は、原発事故から3年半が過ぎても終わらず、作業の加速化が課題となっています。
福島県内で行われている除染は、▽原発周辺の10市町村の避難区域では国が直接行い、▽避難区域以外の36の市町村では、国が費用を負担して自治体が直接除染を行っています。
このうち避難区域では、▽楢葉町、▽川内村、▽大熊町のうち、特に放射線量が高い「帰還困難区域」を除いて除染が終了しました。
一方、▽南相馬市、▽川俣町、▽富岡町、▽浪江町、▽飯舘村、▽葛尾村の合わせて6つの市町村では、除染で出た土などを一時的に保管する仮置き場の確保に難航したことなどから、去年12月に計画が見直され、最長で3年程度、平成28年度末までに除染の期間が延長されました。
このうち、住宅除染の進捗(しんちょく)率をみてみると、▽葛尾村と▽川俣町は、先月末までに終了しましたが、ほかの4つの市町村では7月末現在で2%から13%にとどまっています。
双葉町は、ことし7月にようやく除染計画が策定され、作業は始まっていません。
また、避難区域以外の自治体の除染の進捗(しんちょく)率は、ことし7月末現在で▽住宅については今年度末までに計画されている31万戸余りのうち、作業が終わったのは14万5000戸余りで、進捗(しんちょく)率は、46.5%にとどまっているほか、▽公共施設は72.5%、▽農地は69.3%、▽道路は33.2%などとなっています。
原発事故から3年半が過ぎても福島県では除染が終わらず、依然として作業の加速化が課題となっており、環境省では避難区域内の除染作業員を今年度は大幅に増やすなどしています。

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