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8月29日のニュース

地下水バイパス 効果まだ見られず

  • 井戸

東京電力福島第一原子力発電所では、原発の建屋に流れ込む前に地下水をくみ上げて汚染水の増加を抑える「地下水バイパス」と呼ばれる対策が行われています。
しかし、開始から3か月たって地下水の水位は下がり始めていますが、汚染水の水位には明確な変化は見られず、東京電力は効果が現れるにはあと数か月かかるとしています。
福島第一原発では、毎日およそ400トンの地下水が原発の建屋に流れ込んで汚染水を増やし続けているため、ことし5月から建屋の上流側で地下水をくみ上げて海に放出する「地下水バイパス」と呼ばれる対策が行われています。
この効果を調べるため、東京電力が8月17日の時点で建屋の周辺にある3つの井戸の水位を調べた結果、7月末と比べて10センチ程度、対策を行う前と比べると20センチから30センチほど下がったとしています。
しかし、建屋に流れ込む地下水を1日およそ100トン減らすにはこの井戸の水位を数十センチから1メートル下げる必要があり、建屋内の汚染水の水位には明らかな変化は見られないということです。その理由について、東京電力は、▽地下水の流れが遅いことに加え、▽雨が汚染水の水位に与える影響が分からないことを挙げていて、効果が現れるにはあと数か月かかるという見通しを示しています。

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