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8月6日のニュース

原発作業員 「甲状腺のしこり」に差

東京電力福島第一原子力発電所の事故に現場で対応した作業員のうち、甲状腺の被ばく線量が100ミリシーベルトを超えた人は、超えていない人に比べて10ポイント以上高い割合で甲状腺に小さなしこりが見つかったことが厚生労働省の研究班の調査で分かりました。
研究班は「今回の調査だけで被ばくの影響かどうかは判断できない」としています。

厚生労働省は、福島第一原発の事故に現場で対応した作業員の被ばくの影響を調べるため放射性ヨウ素などによる甲状腺の被ばく線量が100ミリシーベルトを超えた人と超えなかった人を比較する調査を行いました。
調査は、昨年度大阪大学などの共同研究班が行い、合わせておよそ2000人に甲状腺の超音波検査をしました。
その結果、100ミリシーベルトを超えた人では38.1%で、甲状腺に5ミリ以下の小さなしこりが見つかり、超えていない人の27.3%に比べて10.8ポイント高いことがわかりました。
一方、5ミリを超えるしこりや精密検査が必要な異常が見つかった人の割合にはほとんど差はありませんでした。
調査を行った大阪大学の祖父江友孝教授は、「今回の調査だけで被ばくの影響かどうかは判断できない」としています。
厚生労働省は、この調査を継続するとともにことし秋から原発事故の直後に作業に当たったおよそ2万人を対象にした健康調査も始めることにしています。

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