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4月17日のニュース

地下水バイパスから放射性物質検出

  • 汚染水貯蔵タンク
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東京電力福島第一原子力発電所で、地下水を山側でくみ上げて海に放出する「地下水バイパス」の井戸の1つから、放出する際の目標の値を超える放射性物質が検出され、東京電力はこの井戸の水を18日、再び分析することにしています。
福島第一原発では、山側から建屋に流れ込む地下水の影響で、汚染水が1日400トンのペースで増えていて、国や東京電力は汚染水の増加を抑える対策として建屋に流れ込む前の地下水をくみ上げて海に放出する「地下水バイパス」を実施することにしています。
今月9日からは建屋の山側にある12の井戸で水のくみ上げが始まりました。
東京電力によりますと、このうち最も南側にある井戸で15日に採取した水から1リットル当たり1600ベクレルと、これまでで最も高い濃度のトリチウムが検出されました。
地下水バイパスでは放出用の水は複数の井戸でくみ上げた水を専用のタンクに集めた段階で、放射性物質の濃度を測定し、海に放出するかどうか判断することにしています。
その際、東京電力は国の海への放出基準より低く定めた目標の値を下回っていた場合に海に放出することにしていて、トリチウムの目標の値は国の基準の40分の1に当たる1リットル当たり1500ベクレルとされています。
東京電力は、今回、最大値が検出された井戸の水を18日に再び分析し、ほかの11の井戸の水と共にタンクに集めた場合、目標の値を上回るかどうか調べることにしています。

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