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3月11日のニュース

福島の被災者に思い寄せ 安全文化の再確認を

東京電力福島第一原子力発電所の事故から3年の11日、原子力の安全をつかさどる原子力規制委員会の田中俊一委員長が訓示を行い、「福島の被災者に思いを寄せ、現場を知り、『安全文化』の意味を改めて確認しよう」と呼びかけました。
原子力規制委員会と事務局の原子力規制庁は、原発事故で当時の国の規制機関が十分に役割を果たせなかったという反省からおととし9月に発足し、事故から3年となる11日、田中委員長が規制庁の職員およそ700人に訓示を行いました。
この中で福島県出身の田中委員長は、「地元の人たちと言葉を交わすたびに、苦悩の深刻さや原子力災害の罪の大きさを改めて感じる。福島第一原発でトラブルが起きるたびに、避難を余儀なくされている被災者の心に重い雲がかかることを認識しなければならない」と述べました。
また田中委員長は「どんな仕事をする時も、必ず3年前の事故に立ち返って考えることが大切だ。福島の被災者に思いを寄せ、現場を知り、『安全文化』の意味を改めて確認しよう」と呼びかけました。
そのうえで、運転再開の前提として全国の10の原発を対象に進められている安全審査について、「常に事故が起こるリスクを問いかける姿勢を持ち続けて欲しい」と訴え、原発事故の教訓を踏まえて審査を進めるよう求めました。

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