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2月26日のニュース

原発事故 制御室内部を初公開

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東京電力福島第一原子力発電所で、3年前、事故対応の最前線になった1号機と2号機の中央制御室の内部が、事故後、初めて報道各社に公開されました。
福島第一原発の1号機と2号機の中央制御室は、2つの原子炉の間にあり、3年前の事故では、放射線量が上昇したり、1号機の水素爆発で天井のパネルが落下したりするなか、作業員が対応にあたりました。
その内部が、事故から来月11日で3年になるのを前に、26日報道各社に公開されました。
事故当時、水素爆発のため壊れた天井のパネルや電源を確保するため持ち込まれた非常用のバッテリーなどは、片づけられていました。
事故直後、1時間当たり1ミリシーベルトという高い値を記録した室内の放射線量は、除染が進み、当時の150分の1以下に下がっていますが、入室するには、今も全面マスクと防護服が必要です。
計器類の脇には、走り書きされた水位計のデータのメモが残り、電源が失われ、暗闇のなか、原子炉の水の量を気にしていた様子がうかがえます。
26日は、中央制御室で電気を消して、当時、作業員たちが懐中電灯の明かりを頼りに、原子炉の水位などのデータを監視した状況が再現されました。
また事故を免れた5号機では、原子炉建屋の内部が公開され、東京電力の担当者が、同じような構造の1号機や3号機で汚染水の漏えいが確認された場所を紹介したうえで、廃炉に向けた調査が強い放射線や汚染水の影響で妨げられていると説明しました。
このほか、原発の山側のタンクで、ボルトでつなぎ合わせた継ぎ目から汚染水漏れが相次いだため、ことし6月に完成する予定の継ぎ目を溶接するタイプのタンクの建設現場が公開されました。
ようやく中央制御室が公開されたことについて、福島第一原発の小野明所長は、「事故の最前線の場所で、作業員たちが頑張って対応した場所を、もっと早く公開したかったが、放射線量も高く公開する条件が整わなかった」と説明しました。
また小野所長は、4号機の山側のタンクで、今月19日から高濃度の汚染水が漏れたことについて、「福島の方をはじめ、皆さまに心配をおかけしてすみません。汚染水の回収に努めるとともに、原因を究明し対策を行います」と謝罪しました。

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