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凍土壁実験 来月11日にも開始へ

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東京電力福島第一原子力発電所で増え続ける汚染水対策の1つで、地盤を凍らせて地下水の流入を防ぐ大規模な「凍土壁」について、国と東京電力は技術的な課題を検証する実験を来月11日にも始めることになりました。
福島第一原発では、山側から建屋に一日400トンの地下水が流れ込み、汚染水が増え続けていることから、国はおよそ320億円を投入して1号機から4号機を取り囲む地下の氷の壁、凍土壁を作り、地下水の流入を防ぐ計画です。
国と東京電力は、実際の地盤で技術的な課題を検証する実験を福島第一原発4号機の山側で来月11日にも始めることになりました。
実験では、10メートル四方を囲むように「凍結管」と呼ばれる鋼鉄の管をおよそ30メートルの深さまで打ち込み、マイナス40度の冷却液を流しこみます。
1か月余りで周囲の地盤は凍る見込みで、地下に配管などの構造物があっても地下水を十分に遮ることができるかや、長期間使うために必要な凍結管の交換方法などを確認します。
実際の凍土壁は来年度中に凍結を始める計画で、去年12月、深い地層の地下水からも放射性物質が検出されたため、当初の想定より5メートル近く深い地下35メートルほどまで地盤を凍らせる方針です。
凍土壁を巡っては、地下水や土木の専門家から地下水の流れが変わり、地下に大きな影響が出るおそれがあることや、これほどの規模で作られた例がないことから、長期間、維持管理ができるかなど、さまざまな課題が指摘されています。

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