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4月8日のニュース

厳しい運用迫られる汚染水の保管

  • 汚染水貯蔵タンク

福島第一原発では、汚染水を保管する重要な設備の地下貯水槽で、相次いで水漏れが見つかったことで、設備自体の信頼性が揺らぐ事態に陥っていて、汚染水の保管は、これまで以上に厳しい運用を迫られることになります。
福島第一原発では、原子炉建屋の壊れた壁などから地下水が流れ込み、今も1日、400トンのペースで高濃度の放射性物質を含む汚染水が増え続けています。
これらの汚染水は、放射性セシウムを取り除いたあと一部は原子炉の冷却に使い、残りは、海や大気中に漏れ出さないよう、敷地内に設置したタンクや地下貯水槽にためて保管されています。
現在、汚染水を保管するためのタンクと地下貯水槽の貯蔵容量は、合わせておよそ32万5000トン分ありますが、すでに8割を超すおよそ27万2000トン分が埋まっている状況です。
このうち敷地内に7つある地下貯水槽は、去年11月から使い始めていて、容量が合わせて5万8000トンと大きいことから、東京電力は、当面の汚染水の保管先として期待する重要な設備でした。
しかし、今回、汚染水を保管する重要な設備の地下貯水槽で、相次いで水漏れが見つかったことで、貯水槽の設備自体の信頼性が揺らぐ事態に陥っています。
東京電力は、貯水槽について、汚染水が漏れた原因を究明したうえで、引き続き運用できるか見極める方針ですが、7つの貯水槽は構造が同じため原因によっては、これまでどおりに使えるか不透明な状況です。
一方、福島第一原発の敷地内で、今回漏えいが起きた汚染水を専用に保管するタンクのうち、現在、空きがあるのはおよそ6000トン分で、仮にこれらのタンクを使い、新たに発生する汚染水を保管する場合、半月程度しか保管できないことになります。
東京電力は、さらにタンクの増設を進め、まず今月中には1万5000トン分を増やす計画ですが、それでも十分に余裕があるとは言えず、汚染水の保管は、これまで以上に厳しい運用を迫られることになります。

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