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4月8日のニュース

貯水道の構造と汚染水漏れ原因は

  • 汚染水貯蔵タンク

福島第一原発で汚染水を保管している7つの地下貯水槽は、敷地内の貯水槽やタンク全体の20%近くに当たる、合わせて5万8000トンほどの容量があり、現在、5つの貯水槽で合わせて2万7000トンを保管しています。
このうち120トン余りの汚染水が漏れ出した最も大きい貯水槽は、およそ1万4000トンの容量があり、大きさは縦60メートル、横53メートル、深さ6メートルとなっています。
7つの貯水槽はいずれも同じ構造で、地盤を掘り下げて、プールのような巨大な穴を作り、土の上に3重の遮水シートを貼り付け、水漏れを防ぐ構造になっています。
東京電力によりますと、3重の遮水シートのうち、最も内側と真ん中のシートは、厚さ1ミリほどのポリエチレン製で、もともとは水を通さない構造になっています。
また最も外側には、厚さ6ミリほどの粘土を材料に使った特殊な遮水シートが設置されていて、水を吸うと膨らんで水を通さない仕組みです。
しかし、東京電力は、汚染水の水圧で側面のシートが下側に引っ張られると、貯水槽の上の方にあるポリエチレン製のシートと特殊なシートの間に設置した、漏えいを検知する装置のために空けた穴の付近で、シートが伸びたり破れたりして隙間ができて、そこから汚染水が最も外側の遮水シートまで漏れた可能性があるとしています。
また最も外側の特殊なシートが、何らかの原因で遮水機能が低下し、地盤まで汚染水が漏れ出た可能性があるとみています。
水がたまっている貯水槽は、ポリエチレン製のふたがしてあるために、漏れたと思われる場所を実際に目で見て確認することはできないということです。
東京電力は、貯水槽から水が漏れた原因を詳しく調べるとともに、貯水槽の上の方から漏れた可能性があることから、大量に漏れた貯水槽を除いて、容量の上限を80%程度を抑えながら、引き続き使用するとしています。

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