東京電力 福島第一原発事故 関連ニュース

4月7日のニュース

東電 汚染水対策迫られる

  • 汚染水貯蔵タンク

福島第一原子力発電所で、地下の貯水槽から汚染水120トン余りの漏えいが見つかった問題で、隣にある別の貯水槽からも、汚染水が漏れていることが分かりました。
この貯水槽では、水位が下がっていないことなどから、東京電力は、漏れたのは、試算の結果、最大で3リットル程度だとしています。
福島第一原発で、地下に設置した貯水槽から、汚染水120トン余りりが漏れているのが見つかったことから、東京電力は、同じ構造を持つ、東隣にある別の貯水槽について調べました。
その結果、この貯水槽では、水漏れを防ぐための3重の遮水シートの外側の地盤付近で、放射性ストロンチウムなどが見つかり、汚染水が漏れていることが分かりました。
この貯水槽では、1万トン余りの汚染水が保管されていますが、水位が下がっておらず、地盤付近の放射性ストロンチウムなどの濃度は、1立方センチメートル当たり0.045ベクレルと、大量に漏れた貯水槽と比べると、1000分の1程度だということです。
東京電力は、漏れたのは、試算の結果、最大で3リットル程度で、構造上の問題などから貯水槽の上の方から漏れている可能性があるとして、水位を容量の80%程度に下げるため、4日かけて水を移すとしています。
一方、120トン余りが漏れた貯水槽では、もともとあったおよそ1万3000トンを、別の2つの貯水槽に移す作業を進めていて、作業は、予定より延びて、あと4日かかるということです。
東京電力は、「ご心配をおかけしたことを、改めておわび申し上げます。いずれの貯水槽の漏えいも、海への影響は、今のところ確認されていない」と説明しています。
原子力規制委員会は、7日午後、東京電力に対し、漏れた汚染水が海などの敷地外に流れ出ないよう万全を期すことなどを指示しています。
増え続ける汚染水を巡っては、タンクや貯水槽の貯蔵容量のうち、すでに8割が埋まっていて、今回、大量に保管できる同じ構造の地下の貯水槽7か所のうち2か所で、漏えいが見つかったことにより、東京電力は、今後、早急に、汚染水対策の見直しを迫られることになります。

4月7日のニュース一覧