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3月26日のニュース

2号格納容器 内視鏡再調査へ

  • 2号機

東京電力福島第一原子力発電所の2号機で格納容器の中に内視鏡を入れて汚染水の状況や放射線量などを調べる調査が、26日から2日間にわたって行われます。
ことし1月の前回の調査では、汚染水が確認できなかったことから東京電力は、より長い内視鏡を使って確実に確認したいとしています。
この調査は、福島第一原発の廃炉作業を進めるうえで重要な原子炉の外側にある格納容器の損傷状況などを確認するのが目的で行われ、ことし1月に続いて2回目です。
前回の調査では、格納容器の内部の壁や配管の一部が撮影できましたが、内視鏡の長さが足りず、格納容器の底にたまっている汚染水は確認できませんでした。
このため、今回は前回より長い内視鏡を使い、格納容器の貫通部から内部に入れて、汚染水の水面と水温を確実に測定することを目指すとしています。
また、今回は線量計も入れて、壁沿いや壁から1メートルほど離れた場所の放射線量を初めて計測するということです。
東京電力は「水面と水温を調べることで、格納容器の底に溶け落ちた燃料が確実に冷却されていることを確認したい。放射線量を把握すれば、廃炉に向けて必要な機器の開発にもつながると思う」と話しています。

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