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2月8日のニュース

2号機 注水量増加で温度低下

東京電力福島第一原子力発電所の2号機の原子炉で温度計の1つの値が上昇していた問題で、原子炉への注水量を増やした結果、一日で5度以上温度が下がり、東京電力は、徐々に低下経過になっているとして、当面、現在の注水量を継続して慎重に監視を続けることにしています。
福島第一原発の2号機では、原子炉の底にある温度計の1つの値が上昇し、70度前後から下がらない傾向が続いていたため、東京電力は、7日、原子炉への注水量を増やし、事故直後を除けばこれまでで最も多い1時間当たり13.5トンにしました。
その結果、7日午前5時に72.2度だった温度計の値は、24時間後の8日午前5時には66.7度と5.5度下がりました。
その後、午前10時には再び68度になりましたが、東京電力は、ここ数日間の温度の推移をみると、全体としては、徐々に低下傾向になっているとしています。
ただ、溶け落ちた燃料など原子炉の中の状態が分かっていないうえ、温度が上昇した原因もはっきりとつかめておらず、東京電力は、当面、現在の注水量を継続して慎重に監視を続けることにしています。

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